楽しかったロワールの旅を終えて、再びパリ郊外に戻ってきました。
田舎の家の近くにも小さなお城がいくつかあるので、寄ってみました。
この小さな可愛いお城は、宿泊ができるお城ホテルです。
敷地の中にはギャラリーとインテリアのショップがあって、だれでも気軽に
訪れる事ができます。
インテリアショップでは、アンティーの美しい置物家具や、何に使うのか
わからない物までいろいろあり、気さくなご主人がいろいろ説明してくれました。
ギャラリーの方は奥様が製作した美しい陶芸作品と、漆を使ったアクセサリーを展示していました。
なんとこのマダムは金沢でも個展をした事もあり、工房を見せてくれました。
今まで何度も日本に足を運んでくださったとか。なるほど工房には日本で買った
漆などがありました。遠いフランスの小さな田舎で、日本を愛して
下さる人たちと出会えるなんて、とても嬉しい気持ちになりました。
ロワールにはシャトーホテルも多くあり、ホテル選びも楽しみの一つですが、私たちは森の中の小さな小川のほとりに立つ、水車小屋を改造したようなかわいいB&Bに宿をとりました。
優しい笑顔のおじいさんとおばあさん、大きな犬たちが迎えてくれました。
お部屋はサーモンピンクの美しい壁紙でとても居心地が良いお部屋でした。
翌朝は焼き立てのパンに、おばあさんの手作りジャムでおいしい朝食を頂きました。
ニコニコ笑顔のおじいさんとおばあさんはとっても幸せそう。
外に出ると、小さな小川のまわりにお花が咲いていて、絵本の一ページのようなかわいい光景です。
こんな素敵な場所で、仲良く観光客をおもてなししているお二人は幸せですね。
ずっと夢だったロワールお城めぐりの旅、本当に素敵な時間を過ごす事ができました。
ディズニーの眠れる森の美女のモデルになった美しいお城です。シュノンソーやアゼルリドーが水辺に佇む美しいお城なのに対し、ウッセは人里離れた小高い丘のてっぺんにあります。古い建物のまわりをハトが舞い、本当に魔女がいそうな雰囲気です。
お城の中は、家具や人形がディスプレイしてあり、眠れる森の美女のお話を再現してあります。ただ、当時の衣装で飾られて美しいのですが、人形はおもいっきりデパートのマネキンみたいで、ディズニーの可憐なお姫様の印象とは異なります。いっそ人形がない方が想像力を掻き立てられていいのでは?と好き好きかもしれません。ただ、屋根裏部屋から子供部屋まで物語を追いながら見学できるのは面白いことは確かです。城の外に建てられている美しい教会も素晴らしいのでぜひ立ち寄って下さい。
子供の頃夢に見た、おとぎ話にでてくるような美しいお城です。
このお城は街の中にありますが、鉄のゲートの向こうには、まるで別世界が広がっていました。
街の喧騒は小鳥のさえずりにかわり、豊かな緑の庭が城の周りを囲んでいます。
白い優雅なお城は水辺にその美しい姿を映していました。
規模は今までのお城と違って巨大ではありませんが、そのため観光客も少なく、庭のベンチでは
ご婦人が一人静かに本を読んでいました。庭には小さなカフェもあるます。
こんなところがもし近くにあったら、、毎日訪れたくなりそうです。
一つのお城をゆっくり見学していると、たとえ効率の良いルートを車でまわっても、一日で見学できるのはせいぜい3つ、4つくらいだと思います。LOCHES についた時には見学時間が終わっていたので、今回は中に入ることはできませんでした.
石畳がどこまでも続くお城のまわりは、かなり高台になっており、まさに日が暮れようとしているオレンジ色に染まった空の下、私達はゆっくり散歩しながら外からお城を眺めることができました。
お城のすぐ近くのレストランの屋外席では、絶景を望みながら、キャンドルの明かりと共に夕食をとる人でにぎわっていました。
フランスの夏の夕べ、外で頂く夕食は格別です。
また一つ、フランスの美しい場所を見つける事ができて嬉しかったです。